イギリスの留学の日常 本当にうわさのように大変なのか!?
どうも、だいこん(仮)です。
来週の金曜日にあるテストを終えると日本に一時帰国します。
とりあえず、前半戦はほぼ終了ですね。
ということで、このタイミングでイギリスでの大学生活というのがどのようなものであるのかを紹介したいと思います。
来る前の印象
現在大学4年生で、交換留学でイギリスにやってきた僕ですが、留学中の生活についてググって出てきた情報はどれも同じでした。
勉強量がやばいとか課題の量が半端じゃないとかです。
留学なんて楽ですよっていう情報に出会うことはありませんでした。。
しかし、僕はあまり信じていませんでした。というのも、授業数が圧倒的に少ないのです。だから授業に取られてた時間が自由に使えるんやし、まぁたいしたことないやろ、そう考えてイギリスにやってきました。
今の印象
せっかちなので、結論から書きます。
やっぱりたいしたことありません。
たしかに、日本の大学で勉強する習慣を完全に失った人にとっては、そこそこしんどいかもしれませんし、英文を大量に読むことに慣れていなければ地獄かもしれません。ただ、ネットで見たように、寝る時間もないとか、そういうブラックなことは発生しません。特にイギリス人の学生に関しては、僕が所属する日本の大学の学生と大差ない気がします。日本でそれなりに勉強してたら別になにも変わりません。一応、留学先はイギリスの中でも上位層の大学と聞いてるんですが。
じゃあ、どういう感じなのかを具体的に見ていきたいと思います。
授業スタイル
基本的に授業というのは内容がとても浅いです。書く授業でざっくりと一つのトピックについて触れて、じゃあ後は自習してこいっていう感じです。
たとえば昨日テストを終えたイギリス政治の場合、2時間の講義が10回、1時間の少人数で実施されるセミナーが10回となっています。
一回の講義で扱える内容には限界があるわけですが、かなり広く扱います。1回の講義でサッチャー政権について、とかブレア政権について、というように一気に行きます。一番おそろしいのが、1回でイギリス外交史を終わらすことですね。(笑)
ただ、これだけ広く浅く扱うと理解が追い付かなくなりますし、「結局なんなん?」という風になります。そこで教授陣が用意しているのが膨大なリーディングリスト。全部読める人はいないでしょう。しかし、そこに挙げられている文献を読んで理解していくことが必要になります。
まぁ、テスト前にやればいいやってなりそうなのですが、そこにセミナーという魔物が現れます。このセミナーは授業で扱った内容をちゃんと理解しているかどうかを確かめることが目的です。そして、毎回これだけは読んで来いっていうリストがあります。英語のネイティブでもない人間は読んでいかないと、指名されたときにいろいろ困ってことになります。だから結局読んでいくのです。
ここまでの印象はどうでしょうか?
しんどそうに見えるかもしれません。しかし、実際そうでもないんです。
というのも、今学期だいこん(仮)がとった授業が4つ。わずか4つです。
考えてみてください。日本の大学1年生は15個くらい授業をとってるわけです。90分の授業が週に15回。こっちのほうがどう考えてもきつい。
イギリスで学生をしていれば、週に4回の講義と4回のセミナーに出席することと、毎日100ページくらい(もうちょいあったかも)英文を読めばいいんです。特に試験期間なんて、4つくらいテスト勉強したらいいだけです。日本だったら10個はありますよね。僕の受けた民法のテストなんて半分くらい落とされてましたからね。民法以外にもテストがあるというのに。
そういうわけで、よく考えると日本の学生と大差はないです。
とはいえ、留学生は現地の学生よりも勉強時間が長くなるのは不可避です。いくら英語が出来ようと無理です。
たとえば、イギリス政治。サッチャー政権について授業をされても、サッチャー首相なんて、レーガン大統領と同じくらいの時期の人やろ、くらいの印象しかなかったので、そもそも前提知識を持ち合わせていなかったのです。そのため、イギリス人からすると常識のようなことから勉強をしていくことが必要なため時間がかかりました。
まとめ
今回、留学すると勉強が大変であるという通説に対して異議をとなえてみました。とはいえ、これはイングランド北部のある大学での話なので、一般化はできません。結局どこの大学でどんなことを学ぶのかによります。あまりネット情報に惑わされずにやりたいことをしていくのが大切なのかなと思います。