グローバルとインターナショナル
こんにちは、だいこん(仮)です。
BBCラジオはときにすごい企画をするのですが、今日は現在イギリスに来ているドナルド・トランプのふりをして、ヘアカットを予約するという、日本でやったら炎上しそうな内容をやってました。尊敬します。
このBBCの放送も世界中で聞けるわけです。グローバリゼーションですね。ただ、最近思うことがあります。それは、グローバルとインターナショナルって違いますよね、ということです。それどころか、この二つの概念が対立しているように感じるのです。しかし、その違いをあまり意識することなく使用している人が多いのではないでしょうか。
ということで、グローバルとインターナショナルについて書きたいと思います。
(僕の思いつき・感想程度なので、変なこと書いてあっても許してください)
単語からわかる違い
まず、英単語の意味を見てみましょう。まずはglobal。
名詞ではglobeになります。このglobeの意味は、地球とか球体とかという意味になります。そして、globalisation というのは、直訳すると「地球化」とかになるのでしょうか。とにかく、地球です。
つぎにinternational。これはinterとnationalにわけることができます。
interは「あいだ」という意味を持ちます。もとはラテン語でしょうか。たまに法律関係の文章に出現します。
national の名詞はnationです。これは「主権国家」という意味を持ちます。というわけで、international は「主権国家間」という意味があります。
ここからわかることは、
global は国境がない様子を表し、international は主権国家を前提にしているので、国境があることを前提にしています。
(ここから先の内容はめちゃくちゃです。もう少し頭が整理出来たら書き直します。)
そもそもグローバル化しているのか
よく、現代はグローバル化が進んでいるといわれます。それはどういった意味でつかわれているのか、本当にグローバル化なのかについて考えてみたいと思います。
企業活動のグローバル化
「グローバル化」といれて検索すると出てくるのは、企業のグローバル化です。僕がパッと見た限りでは、日本企業のグローバル化が遅れていると書かれています。
しかし、グローバル化って企業がどうこうできるものなのでしょうか。
例えば、マクドナルド。グローバル企業の代表例のようなものですね。日本にもありますし、僕が今いるイギリスにもあります。
しかし、そういう企業にとって、国境は無意味なものになったかといえば、そうではありません。イギリスでは、「砂糖税」として、砂糖の入った炭酸飲料に税金を課しています。その結果、マクドナルドでセットのドリンクを選ぶときに、普通のコーラを選択する場合、追加料金が必要になります。日本と同じものをイギリスで買うと、少し違ったルールが適用されているのです。
それだけではありません。国家は関税という武器を使って、実質的に特定の物が輸入されないようにしています。たとえば、日本で言うなら米ですね。
要するに、いくら活動範囲が広がろうと企業にとって国境はあります。
そして、企業が海外進出を考えるときに、各国の制度を確認・比較してからどこに進出するかを決定するはずです。企業にとって、国境は依然として重大な意味を持っています。
一方で、消費者側からすると、どこの国でもトヨタの車が走ってるとかコカ・コーラを飲めるという風にグローバル化が進んでいると感じると思います。おそらく企業のグローバル化という話は消費者側からみた話なのではないかと思うのです。
インターネットとグローバル化
そんななか、本当に国境を無意味にすることができる最新兵器がインターネットといえると思います。僕は今この文章をイギリスで書いていますが、読んでくださる人は、おそらく日本にいるはず。
グローバル=インターネット
というふうに考えていました。しかし、国境というのはそう簡単にはなくなりません。
すこし古いのかもしれませんが、フランスでこんな事件がありました。ちゃんと引用しないので不正確な部分があるかもしれませんが、フランスではナチスを連想させるようなものを商品として陳列することが禁止されています。この事件では、ヤフーオークションで、ナチス関連の商品が出品されていたのですが、これがフランスの裁判所に違法なものであると判断されます。
しかし、面倒なことにヤフーオークションは、アメリカでのヤフーオークションを反映させたものであって、 アメリカでの販売自体に問題はないのです。
結局、ヤフーはフランスからアクセスする場合に、ナチス関連商品が表示されないようにシステムを変えました。
何が言いたいかというと、インターネット上にも国境は存在しているのです。フランスからはアクセスできないけど、アメリカからなら問題なくアクセスできるページというのが存在するんです。
インターネットのような簡単に国境を越えるような手段が現れたとしても、国家は国境を強調させる力を持っています。
じゃあグローバル化していないのか
ここまでグローバル化してないやんという雰囲気で書いてきました。しかし、ここ数カ月でグローバル化を感じた場面がいくつかあります。それがEUなんです。そう、EU加盟国間はかなり国境の持つ意味が小さくなっているように感じます。
4月にベルギーとフランスにいきました。ベルギー・フランス間は電車での移動でしたが、国境がどこにあったのかもよくわかりません。移動後も同じ通貨ですし、税関もありません。イギリスにもどるときも、税関手続きはありません。
入国審査もEUかNon-EUの2つです。そして、EU域内のひとが入国を拒否されることはほとんどありません。人と物の自由な移動がEUの基本的な目的ですから。
一方、Non-EUの列は、いつまでも進みません。ふつうに入国を拒否される人もいます。
EU内では、おそらく企業側としてもグローバル化を感じているはずです。たとえば、個人情報などのデータ保護に関する法律もEUで統一されていますよね。少なくとも通常の海外進出よりは楽でしょう。
まとめ
なにが書きたかったのかよくわかりません。ただ、グローバルとインターナショナルはちがうと思います。
しかし、実際にグローバルという言葉が様々な場面で使われていて、意味が分からなくなってきました。この意味が分からない状況を整理しようと思っていたのですが、余計に混乱することになってしまいました。
あえてこの状態で公開して、もう少し考えがまとまったら書きえたいと思います。