いんてりっぽくなりたいブログ

いんてりっぽくなりたい筆者がそれなりに頑張るブログです。

洋書多読入門!英語を大量によむための本たち

 

 

こんにちは、だいこん(仮)です。

本日は久しぶりに誰かの役に立てたらいいなと考えて書く記事になりそうです。明日はきっと誰の役にも立たない記事になりますが。

 

高校生のときから今まで様々な英語で書かれた本を読んできました。

しかし、どんなものを読めばいいのかよく分からず、自分には難しすぎるような洋書を購入してしまったりと、回り道をしてきました。ですので、これから洋書を読んで英語に慣れたいなと考えている方に、買って後悔しない本をご紹介できればと考えています。

では、行きましょう。

この記事では英検2級以上を取得できる方を想定しています。

 

 

And Then There Were None

 

 

アガサクリスティのかなり有名な作品です。ある島に集まった10人の男女が順番に殺されていきます。そして「最後の一人」も殺されます。そして誰もいなくなります。犯人が誰かというのを意識しながら読むと面白いと思います。

文章自体は非常にシンプルで読みやすく、使用されている単語も難しくありません。また、チャプターが細かく区切られているため、毎日少しずつ読むという読み方もしやすくなっています。

あえて難点をあげるのであれば、登場人物がごちゃごちゃしてくるということが辛いかもしれません。どんな本でもそうですが、やはり日本人にとって馴染みのない名前が多いので、誰がどいつかをメモしておかないと忘れそうですね(笑)。

ちなみに、これは僕が高校の授業で読んだ人生初の洋書です。日本語訳も出ていますので、洋書デビューに向いているといえると思います。

 

Animal Farm

 

 

 こちらはジョージ・オーウェルが書いた寓話です。農場の動物たちが人間を追い出して、動物主義、'Animalism'を掲げて、「理想的な」農場を作り上げていく話ですが、どんどんおかしな方向へ突き進みます。明らかに腐敗したソ連共産主義がモデルになっています。

 これを読んだのも高校時代ですので、もう5年ほど前になりますが、未だに覚えている部分があります。

ALL ANIMALS ARE EQUAL

BUT SOME ANIMALS ARE MORE EQUAL THAN OTHERS.*1

 なんとも怖い文章ですね。この本はとても薄く、手元にあるものだと100ページ以下で完結しています。量的には先ほどの 'And Then There Were None' よりも少ないのですが、話が少し難しいかもしれません。語彙のレベルに関しては、それほど違いはないのかなといった印象です。こちらも日本語でも読めますので、日本語版と比べながら自分の読解が正しいかを確認しながら読み進めるといった学習が可能ですので、初めての洋書に向いています。

 

ちなみにですが、'Status Syndrome'という、高所得・高学歴の人ほど、そもそも病気になりにくいということを主張している本があるのですが、この本の第1章は、'SOME ARE MORE EQUAL THAN OTHERS' となっています。この表現の起源はどこにあるのでしょうか。

The Status Syndrome: How Social Standing Affects Our Health and Longevity (English Edition)

 

ジョージ・オーウェルの本は '1984' のほうが有名かもしれません。'Big Brother Is Watching You' の本です。内容的に面白く、現代でもビッグブラザーという言葉が使われるくらい有名な本ですが、結構読み通すのがしんどい本です。ある程度洋書に慣れてから読むことをお勧めします。

 

Holes

  

 

おそらく大きな書店の洋書コーナーにいくと紹介されている本です。主人公は不幸にも無実の罪のせいで、バツとして穴を掘らされます。

とても読みやすく、話自体がとてもおもしろいので200ページ以上ある本ですが、案外すぐに読み終わってしまうのではないでしょうか。子ども向けの本のようで、終わりがさっぱりしているので精神的にしんどくもありません。

 

さて、つづいて紹介するのはノンフィクションになります。

Economics A Very Short Introduction

 

 

この本はOXFORD大学出版から出ているA Very Short Introductionというシリーズの経済学に関して書かれたものです。このシリーズは、専門家たちが、それぞれの分野の入門書を150ページ前後で書く というものです。かなり多くの本が出されており、僕も今までに5冊読んでいます。なかでもこの経済学は非常にわかりやすく書かれています。

英語自体に関しては、おそらく多くの人が小説よりも読みやすいと感じるのではないかと思います。というのも、意識しなければ英語の小説は読みませんが、ノンフィクションに関しては英語学習の 過程で多く目にしているからです。もちろん、普段読まない英語で書かれた小説を読むことも大切かもしれませんが、より挫折する可能性が低いのは、このA Very Short Introductionシリーズのようなものだと思います。ですので、もし小説が無理だと感じたら読んでみてください(笑)。

 

 

この他にもいろいろな本を読んできたので、どこかでご紹介でくればと思っています。ですが、今回はこの辺で(笑)。

 

 

*1:George Orwell 'Animal Farm', p 90